東レの逆浸透(RO)膜がアラブ首長国連邦の世界最大の海水淡水化プラント向けに受注

May 10, 2022

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 東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺 昭、以下「東レ」)は、このたび、アラブ首長国連邦のタビーラ海水淡水化プラント向けに、逆浸透(RO)膜を受注しました。タビーラ海水淡水化プラントは、90.9万㎥/日の造水量を誇り、2022年度下半期の稼働後は、RO膜法として世界最大の海水淡水化プラントになります。
 技術サービスの提供は、東レグループ現地子会社であるToray Membrane Middle East LLC(所在地:ダンマン、略称「TMME」)が担う予定です。東レは、TMMEを基盤とした現地供給・現地サービスの強化により、世界のエネルギー安定供給を支える中東地域の水不足解決に貢献してまいります。

 同地区では、約20年前からRO膜法による着工が検討されていました。RO膜法の技術確立と東レの15年以上にわたる中東地域での堅実な実績により、従来の蒸発法に比べて設備投資や運転コストを削減できたこと、またCO₂も削減できることから、今回の受注に至りました。昨今湾岸諸国で人口増加を背景とした旺盛なインフラ投資が行われる中、タビーラ海水淡水化プラントの着工は、世界最大のROプラント更新の重要なマイルストーンになります。
 なお、同国向けには、この他にも68.1万㎥/日の造水量を持つウム・アル・カイワイン海水淡水化プラント向けにRO膜を導入しており、今回の受注で世界最大級の海水淡水化プラントにおいて東レがRO膜を供給することになります。同国では今後もROプラント設立計画が予定されており、当社のRO膜の提供や技術サポートを通じて、インフラ整備に貢献してまいります。

 東レは、長年にわたり、RO膜の生産・販売・技術サポート体制の拡大により、世界中の水問題の解決に貢献してまいりました。その用途は、海水淡水化をはじめ、廃水再利用から工業用途にまで及びます。これまでの累計出荷数量は、生産数量ベースで10,500万㎥/日であり、生活用水換算で7.3億人相当の需要をまかなえる量に相当するまでに拡大しました。

 東レは、2050年に目指す世界を示した「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」や、持続的かつ健全な成長の実現に向けた長期経営ビジョン“TORAY VISION 2030"の中で、安全な水の提供を東レグループが取り組むべき課題として掲げています。今後も、RO膜をはじめとした最先端の膜技術を提供し続けることや、需要地での技術サービスをより一層強化することにより、産業拡大、人口増加により今後ますます水需要が拡大することが見込まれる中東地域をはじめ世界の水問題解決に貢献してまいります。

                                   
                                   

今回、東レがRO膜を納入するタビーラ海水淡水化プラントの概要は以下の通りです。

<タビーラ海水淡水化プラント>
・場所    : アラブ首長国連邦 アブダビ地区
・造水量       : 90.9万㎥/日
・稼働予定    : 2022年度下半期
・デベロッパー: Emirates Water and Electricity Company、 ACWA POWER
・建設業者    : Abengoa Agua S.A (スペイン)、 SEPCOIII Electric Power Construction Co., Ltd. (中国)



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